Sommer Himmel

ドイツ・バンベルグ大学やバンベルクの街、帰国後の生活について書いていきます

本当に恵まれてる?日本人のいない留学先

こんにちは。

先日ドイツに来て初めて大雨&長雨を経験しました。

今年の春は例年より安定しているようで、うれしいです。

 

今日は、留学先を選ぶときに必ず一度は考える、
日本人のいない留学先についてです。

 



  • 留学の理想の環境

語学留学や交換留学の場合、現地の学校に日本人がいない可能性はほとんどゼロだと思います。
少なくとも一人や二人は日本人がいるでしょう。

私は留学先を選ぶときに、なるべく日本人が少ないところがいいな、
とずっと思っていました。
日本人がいると、その中で甘えてしまい、日本語を多く使ってしまうからです。
今まで経験した2回の短期留学では、両方とも日本人がいて、
日本語をかなり使っていました。
もちろん英語も使いますが、日本人同士だと日本語になってしまっていました。

  • リアルな日本人のいない環境

では、その理想的な環境、日本人が一人もいない環境というのを、

想像したことありますか?

誰も日本語を話さない。

町にも日本人はいない。

気づいたら日本語を数日間全く発していない。

日本語を発していたとしても、それは独り言。

コミュニケーションはすべて他言語。

自分以外の人には彼らの母国語でやり取りできる友達がいる。

自分の前で知らない言語で友達同士が会話している。

いつもマイノリティという感覚をもってしまう。

自分の知らない言語で話が進み、自分だけ何も理解できてない。

助けてほしい時や相談したい時も、他言語を使わざるおえない状況。

共通言語で話してくれない友達に対する悲しさ。

挙げていけばきりがないですが、

日本人が自分だけというのは、思っている以上に過酷な環境だと思います。

私は、今この状況で2か月が経ち、だいぶ慣れてきました。

でも、日本語を話したい、と思うこともあるし、

他の友達がとてもうらやましく見える時もあります。

特に最初の1か月は手続きのことなど、

日本語で確認したいことが山ほどありました。

これであってるのかな、この書類の書き方あっているかな、

住民登録、ビザ申請はこれでいいのかな、などなど。

ビザの申請などは国によって違うので、

日本人が自分だけだと、本当に不安なことばかりでした。

  • 本当に恵まれてる?日本人のいない留学先のメリット

私以外日本人いないんだ、と話すと

すごい恵まれた環境だね!とよく言われます。

確かに恵まれているし、私の理想でもありました。

でも実際来てみて、メリットは

語学力が伸びやすいこと(これは確実です)、

周りを全く気にしなくなったこと(ノーメイクでも抵抗なくなった)、

自分の成長を感じやすいこと、

日本に興味を持ってくれる人からこれでもかというほど集中的に話しかけられること

くらいしか今は感じていません。

これから生活していく中で、さらなるメリットを感じるのかもしれませんが、

それはまた追々付け足せたらと思います。

  • 友達の輪に入るとは

そして、交換留学ならではかもしれませんが、

留学生は国同士で固まりやすい傾向があります。

フランス人はフランス人と、イタリア人はイタリア人と、中国人は中国人と…のように。

母国語が一番楽だし、そうなるのも当然です。

その中で、日本人一人というのは、

私にとって輪に入りにくい印象を持ってしまいます。

気にしすぎと言われれば、そうかもしれませんが、気疲れがすごいです。

私がその言語を理解できないのをみんな知っているにもかかわらず、

目の前で知らない言語が飛び交い始める、

しかも結構長い間ずっと、まるで私がいないかのように、

なんてこともしょっちゅうです。

私への説明はなしで、友達たちにひたすら付いてこいと言われたこともあります。

これから彼らと何をするのかさえわからないこともあります。

私も日本語で話してやろうか!と思うことだってあります。

こんなに疲れるなら、一緒にいないほうがいいのかなと思ったりもしました。

でもここは留学先であって、日本ではない。

こんな経験2度とできないだろうと思って、毎日頑張っています。

日本語で人と会話したいという、なかなか経験しないストレスも経験しました。

今はせっかくならいろいろな国の人と仲良くなれたらなとも思っています。

  • 留学先で日本人とつるむことについて

今の私の状況ではできませんが、

留学先で日本人とだけつるむことは確かにとてももったいないと思います。

日本人と話すのは日本でもできるけど、

他国の人と知り合える機会は日本だと少ない。

留学という世界が舞台の場所で、できることはなんでもやってみよう!

くらいの気持ちがあるほうが、いろんなことを経験できる。

でも、日本人と仲良くしたいのも、十分すぎるくらいわかります。

実際に私は今ヨーロッパにいる日本人と仲良くしたいです。

日本人にもいろんな人がいるけれど、国籍や言語が同じというのは、

とても大きな共通点になります。

  • 【最後に】日本人のいない留学先を選ぼうとしている方へ

留学先に日本人がいないところを選ぼうとしている方、

覚悟はありますか?

人間どんなに辛くても意外と最低限生きることはできます。

でも、生きるレベルを上げることは、簡単なことではない。

異国の地ならなおさらです。

言語が違う、生活習慣が違う、知り合いも友達もいない

そんなところで、一から自分だけで頑張れますか?

生半可な気持ちで、日本人がいないところに行き、

留学なんてしなければよかったとしか思えない留学ほど、

辛く悲しいものはないと思います。

留学先を決めるときは、よく自分と向き合い、

留学でどうしたいのか、どうしてそこに行きたいのか、

自分の芯を強く持ち続けられるか、

よく考えて決めてください。

日本人がいない留学先をお勧めしないわけではありませんが、

初めての留学なら、絶対日本人が1人でもいるところをお勧めします。

日本人のいない留学先は、みんながみんな経験できることではないし、

自分の成長を強く感じることもできます。

でも、成長する前に、自分が倒れてしまう可能性もあるので、

そうならないためにも、自分のことを自分でよく知り、

精神的にやられたときの対処法など、いざという時に自分で何とかできるように

準備をしておくと安心だと思います。

私は、いつもお守りとなる漢方を持ち歩いていますよ。

キラキラした留学生活とはまだまだほど遠いですが、

私なりに様々な不安や葛藤と戦っています。

”置かれた場所で咲きなさい”

この言葉のように日々精進していきます。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

一期一会

こんにちは。

ドイツに来て2か月が過ぎ、これからどんな留学生活を送ろうか、
考え直している今日この頃です。

 

人は生活していれば、いろいろな人に出会います。
私は大学に通っているので、ドイツ人学生や多国籍の留学生、
教授やチューターなど、毎日たくさんの人に出会います。
旅行すると、宿泊先や移動中、食事中にも新たな人に出会います。
パーティーなどに行くと、そこはもう新たな出会いばかりです。

友達の友達という知り合い方もとても多いです。

では、その人たちと、また会うことがあるのでしょうか。
よっぽど気が合いそうだったり、長い時間を共に過ごせば、
再会の確率は上がります。

でも、みんながみんな気が合うわけではないし、
連絡先も交換しなければ、もう一度会うことはほとんどないでしょう。

 

日本語にはすてきな言葉があります。

一期一会。

一生に一度の出会いを大切にするべき。という意味です。

 

私は昔から恥ずかしがりやで協調性を大事にしすぎて、
なかなか自分の思っていることを伝えることができませんでした。
もう少し仲良くなってからにしよう、また今度会ったときにしよう。

こんな風に考えてしまう癖があります。

 

旅行先などで出会った人々は、もう会うことはないだろうと自然と思えても、
身近な人に関しては、もう会えないとはなかなか思いません。

でも、次がある保証はどこにもないのです。誰にも保証できないのです。

 

最近、一期一会の解釈が変わってきました。

一期一会を大切にするというのは、

決して一度しか会わない人だけが対象なのではなく、

身近な人にも当てはまることなのではないか、と。

 

なんでも次にしよう、後回しにするのではなく、

その時やったほうがいいことはやりきる。

気が合いそうだと思ったら、どんどん話す。

言いたいことはその場で言う。

次回に期待しない。「次」という逃げ道を作らない。

 

当たり前のことなのに、私にとってはとても難しいです。

でも、留学していると、一期一会の重みをひしひしと感じます。

私なりの「一期一会」を確立し、よい人間関係を構築していきたいです。

 

みなさんは大切にしていること、ありますか?

もしよかったらシェアしてください!

メーデーにハイキング

Hallo.
みなさんいかがお過ごしですか。

先日5月1日はメーデーでしたね。
私も学校が休みだったので、
近くの山にハイキング行ってきました。

どうも、ドイツではメーデー休日の5月1日にハイキングをするのが
伝統らしい。(友達から聞いた話)

さて、この日はそんなに暑いわけではなくて、
どちらかというと風が強く肌寒い一日でした。

ハイキングにいくので暑くなるだろうな…とは思いながらも、
長袖2枚にウィンドブレーカーを羽織って、出発!

まずはみんなで駅に行き、電車に乗りました。
そして3駅ほど行った先、Bad Staffelstein駅で下車。
そこから、山Staffelbergまで歩きました。
何キロあったんだろう…
調べたところ、約6kmだったようです。
標高は539メートル
とても景色がきれいでした!

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しかし、運動不足の私にとっては、とてもしんどかったです。
上るときもものすごい急な坂で、ふらつきそうになったけど、
降りるときは今度は足で踏ん張らないと、滑っちゃいそうで…

上るときより降りるときのほうが怖かったです。

足もへとへとになり、次の日からは筋肉痛となりました。
もっと普段から体を動かすよう心がけます!

なぜドイツ?なぜドイツ語?

みなさんこんにちは!

ドイツの春はステキですね!
気持ちいいくらいの温かさで、毎日ルンルンです!

さて、今日は私がなぜドイツに留学しているのか、
なぜドイツ語を勉強することになったのか、についてです。

私がドイツ語を勉強し始めたのは、大学に入学してからです。
それまではドイツってどこにあるんだっけ?というレベルで、
ヨーロッパの国の一つくらいにしか思っていませんでした。

そんな私が初めてドイツに興味を持ったのは、
高校1年の時にハワイに短期留学した時です。
ホームステイ先にドイツ人の同級生もホームステイしていて、
すぐ仲良くなりました。
それからドイツのことに少しずつ興味を持つようになりました。

そして時は流れ、大学受験の時、
文学部の受験の際、大学によっては専攻を先に選んで受験する大学も多くありました。
私は、文学部で勉強するなら、英語以外がいいなと漠然と考えていたので、
英米文学以外の選択肢、たいていはフランス文学かドイツ文学でした。
この時、フランスとドイツを自分の頭で考えて、どっちにより興味を持てるかで、
ドイツ文学に決めたのです。

それには大きな理由が2つありました。
一つ目は、ハワイで会ったドイツ人とドイツ語で話せたらいいなと思ったこと。

もうひとつは、ドイツの歴史にとても興味があったからです。
私は広島県出身で、小さいころから平和教育や原爆のことなどを、
たくさん学んできました。そのため、戦争や戦後の発展などに関心がありました。
ドイツも世界大戦で負けた国ですが、日本とは全く違う発展の仕方をしました。
難民の受け入れ方や、隣国との付き合い方、過去の歴史へのとらえ方など、
異なる点がとても多く、そこに興味をもったのです。

そのほかにも、ピアノをやっていたので、音楽家が多いドイツ語圏は
とてもおもしろそうだなと思うこともありました。
楽譜に書かれている記号などはドイツ語ですからね!

私はサッカーやグリム童話にはほとんど興味がなかったのですが、
せっかくドイツにいるので、一回くらいはサッカー見に行けたらなと思っています!

みなさんは、どんなことがきっかけで、ドイツに興味を持ちましたか?

留学中にやりたいことリスト100

こんにちは。
今回は私が留学中にやりたいことをリスト化しようと思います。
1年といえども、時間に限りはあるし、目的を明確化すると、
効率もよくなると思いますから!

ドイツ留学中にやりたいことリスト100

  1. デュッセルドルフに観光に行く2018.05.12 Fertig!
  2. ベルリンの壁を見に行く2018.05.04 Fertig!
  3. ベルリンでアンペルマンを見る2018.05.04 Fertig!
  4. シュトゥットガルトでかわいいシュタイフを買う
  5. ドイツでお寿司を食べる
  6. ドイツでお魚を買う
  7. お気に入りのドイツビールとドイツワインを見つける
  8. たくさん友達を作る
  9. クラブに行く2018.04.17 Fertig!
  10. 友達に日本料理をふるまう
  11. お気に入りのオーガニック化粧品を見つける
  12. オペラを見に行く
  13. オーケストラを聞きに行く
  14. ドイツでピアノを弾く
  15. ウィーンでカフェに行く
  16. 音楽家の博物館や生まれた家を訪れる
  17. 古城に泊まる
  18. ミュンヘンの聖ペーター教会のタワーに再挑戦する
  19. アウシュヴィッツ強制収容所に行く
  20. ニュルンベルクのクリスマスマーケットに行く
  21. ローテンブルクでおとぎ話風の写真を撮る
  22. フランクフルトでフランクフルトソーセージを食べる
  23. ケルン大聖堂を見に行く2018.05.11 Fertig!
  24. バンベルクを案内できるようにする
  25. 日本をアピールする
  26. 常にポジティブシンキングを心がける
  27. イタリアにパスタとピザを食べに行く
  28. ノルウェーにサーモンを食べに行く
  29. 自己主張をはっきりさせる
  30. 部屋をお気に入りの空間にする
  31. BILDを読んでみる
  32. カフェにたくさん行く
  33. 宿題は絶対にやっていく
  34. 映画を見に行く
  35. 自分から隣の席の人に話しかける
  36. スイスの景色を見に行く
  37. パリのエッフェル塔を見る
  38. スペインの陽気な雰囲気を感じに行く
  39. マルタのビーチで泳ぐ
  40. ロンドンでご飯を食べる
  41. ベルギーでチョコを食べる
  42. オーロラを見る
  43. 北欧3か国に行く
  44. 東欧に行く
  45. もう一度プラハにモルダウを聞きに行く
  46. ハンブルクに友達に会いに行く
  47. バーデンバーデンで温泉に入る
  48. 一人旅に挑戦する
  49. ブログを100記事書く
  50. しっかり寝る
  51. ドイツ語の単語帳の単語を完璧に使いこなす
  52. 写真を3万枚とる
  53. ドイツ語の本を1冊は読む
  54. ドイツ語力を満足するまで高める
  55. 英語力も満足するまで高める
  56. 中国語で日常会話できるくらいにする
  57. オランダの風車を見る
  58. トルコに本場ケバブを食べに行く
  59. アイルランドに行く
  60. 人のいいところを探す
  61. 自分のやりたいことを見つける
  62. 人とのつながりを大切にする
  63. メッセージをためない
  64. バンベルクのクルージングに乗る
  65. バンベルクのローズガーデンに行く
  66. シュバインハクセを食べまわる
  67. 部屋を定期的に掃除する
  68. 洗い物はすぐ洗う
  69. 車で旅行する
  70. ドイツ人と友達になる
  71. 毎日笑顔で!
  72. 辞書なしでドイツの映画を見る
  73. 字幕なしで英語の映画を見る
  74. 紙辞書を使う
  75. 写真のスキルを上げる
  76. 予習復習をしっかりする
  77. 一日の中で必ず一つは楽しいことをする
  78. 靴を買う
  79. 待つ文化を受け入れる
  80. チップ文化に慣れる
  81. ファンドシステムで得をする
  82. お肉をカウンターで買う
  83. パンを全種類食べる
  84. インビスを利用する
  85. ポストカードを友達に送る
  86. サウナに行く
  87. ジムに行く
  88. オクトーバーフェストに行く
  89. ビールのおいしさに気づく
  90. 部屋に花を飾る
  91. ドイツの歴史を学ぶ
  92. 肩甲骨のマッサージを毎日する
  93. 日本語を教える
  94. ドイツのテレビを見る
  95. 手帳を買う
  96. 州の名前を全部覚える
  97. インスタグラムに100回投稿する
  98. ドイツ語で日記を書く
  99. ピクニックをする
  100. 美容院に行く
全部達成することを目標に
充実した留学生活を送りたいと思います!
 
途中経過もお伝えできればと思っています。 

【最新版2018年4月版】ドイツの学生ビザ取得方法

こんにちは。

ドイツに長期滞在すると必要になるものの一つにビザがあります。
ドイツはシェンゲン協定に加盟しているので、
3か月以内の滞在であれば、ビザは必要ありません。
しかし、長期留学は3か月以上なので、ビザの申請は避けては通れませんね。

現在、日本のドイツ大使館では、日本国籍の人のビザ発行は行っていません。
よって、ドイツに来てからビザ申請をする必要があります。

今回は私の学生ビザ申請をもとに、取得方法や必要書類などを紹介します。

  1.  ドイツのビザの種類

    ドイツにはいくつかのビザの種類があります。

    ・学生ビザ

    ・語学学生ビザ

    ・大学準備ビザ

    ・ワーキングホリデービザ

    ・就労ビザ

    ・配偶者ビザ

     

    などです。

    大学への正規留学や交換留学には、この中の「学生ビザ」が必要になります。

    ビザの種類によって、アルバイトができたり、取得年数が限られていたりと

    複雑なので、大使館ホームページなどでよく確認してください。

  2. どこで取得するの?

    ドイツで、ビザを取り扱っているのは、

    外国人局(Ausländerbenhörde)という部署です。

    これは各都市にある市役所(Rathaus)のなかにあります。


  3. 手続きの流れ

    では、どのようにして、ビザを取得するのでしょうか?

    1.まず外国人局との予約を取ります。

    2.申請に必要な書類を準備します。

    3.書類をもって予約の日に外国人局に向かいます。

    このような流れです。

    では具体的にみていきましょう。


  4. 予約の取り方

    これは都市によって方法が違いますが、  

    私の場合は住民登録をした際に、外国人局の連絡先が書かれた紙をもらい、

    そこに記載してあるメールアドレスにメールを送って予約を取りました。 

    この方法以外では、実際に外国人局に行って予約をとる方法もあります。 

    ドイツは移民が多く、そのせいで外国人局も混んでいるため、

    早めできれば午前中に行くことをお勧めします。

    私はメールをした日から、約3週間後に予約が取れましたが、

    混雑している時期は、2か月や3か月待たないと予約が取れないこともあるみたいです。

    ぎりぎりでバタバタにならないように、早めに予約だけは取るべきですね。

  5. 申請に必要な書類(学生ビザ)

    ビザの申請には以下のものが必要となります。

    ・パスポート

    ・顔写真

    ・滞在許可申請書(ビザの申請するための書類)

    ・保険加入証明書

    ・入学許可書

    ・経費負担証明書

    ・ビザ発行料(50~100ユーロ)

    滞在許可申請書は事前に記入して持っていきます。

    ドイツ語と英語で書かれているので、

    なんとなく何を書くのかわかると思います。

    この中で、一番厄介なのが、経費負担証明書です。

    これは学生ビザを申請するときに絶対いるものなのですが、

    月720ユーロ以上のお金が滞在月分証明できなければなりません。

    2017年末までは、日本のドイツ大使館で、保護者が記入し発行してもらえる、 

    費用負担証明書がありました。

    これさえあれば、ほかはなにもいらなかったのです。

    しかし、今現在、ドイツ大使館ではこの費用負担証明書が発行されていません。

    つまり、何とかして、月720ユーロ×滞在月分を証明しなければならないのです。

    この証明方法として2つあります。

    一つ目は奨学金の証明書です。

    日本で奨学生をもらっている場合や、留学に際して奨学金をもらう場合は、

    この証明書が使えます。

    ただ、日本語ではもちろんだめなので、英語の証明書を発行してもらうか、

    公的機関で英語またはドイツ語に翻訳してもらう必要があります。

    2つ目の方法は、閉鎖口座(Blocked bank account)で証明する方法です。

    閉鎖口座という聞きなれない単語から、大変そうなのが分かると思います。(笑)


    閉鎖口座とは、一度お金を入金すると、

    決まった限度額以上を一定期間内に引き出すことのできない口座です。

    例えば、一か月に引き出せる限度額が720ユーロだった場合、

    どんな状況でも1か月以内で720ユーロ以上は引き出せないということです。

    この閉鎖口座はドイツのほとんどの銀行で扱われています。


    この閉鎖口座を作り、そこに月720ユーロ×滞在月分、

    一年滞在する予定ならば、8640ユーロ入金し、

    その証明書を発行してもらうことで、経費負担を証明することができます。


    ちなみに、私は、日本でもらっていた奨学金の証明書の英語版を申請して、

    それを提出しました。

    しかし、それだけでは、月720ユーロに達しなかったので、

    残りの分をドイツの銀行口座に入金し、その残高証明書を提出しました。


    私の場合、滞在期間は一年で、金額もそこまで大きくなかったため、

    担当の方が、閉鎖口座ではなく、普通の銀行口座でもいいよと

    言ってくださったため、閉鎖口座を作ることはありませんでした。

    しかも、残高証明書は後日に提出することになったのですが、

    わざわざ持ってくるの面倒だろうから、

    メールにPDFで添付して送ってくれればいいよ!ということでした。

    担当の方がとてもやさしい方で、本当に良かったです!

  6. 外国人局に提出に行こう

    このように準備した書類をもって、予約した日に外国人局へ行きます。

    書類に不備があれば、そこで訂正をし、指紋などを取られます。

    いくつか質問されることもありますが、基本的には大丈夫だと思います。

    この時にビザの取得料も一緒に払います。

  7. 受け取りに行こう

    ビザは即日発行ではなく、後日取りに行く形です。

    私の場合、書類を提出して4週間後くらいに、

    家にPINナンバーが書かれた封筒が届きました。

    これが届くと、カードができたということなので、

    指定された場所にとりに行きます。

  8. 気を付ける点

    ドイツの外国人局についてよく言われることがいくつかあります。

    ・担当者によって言うことが違う

    ・ドイツ語しか話さない

    ・怒鳴られて帰される

    ・メールの返信がかなり遅い

    などなどなど…


    私の担当者は、英語で話してくれましたが、

    人によってはドイツ語しか話してくれないようです。

    このような場合には、

    ドイツ語のできる友人についてきてもらうほうが良いかと思います。

    また、メールの返信もかなり遅かったです。

    質問などをメールでする場合は、時間に余裕をもつべきだと思いました。


    そして、ビザの情報は、よく変わるので、

    大使館のホームページなどを参考に、最新の情報を手に入れてください。

 

留学に持ってきてよかったものについて書いたので、

持ち物の参考にしてみてください!

germanlife.hatenablog.com

 

また、留学に関して、もっとこういうこと知りたい!、

こういう記事読みたい!というのがあれば、

コメント欄にぜひお願いします!

長期留学と短期留学の違い

こんにちは!

今回は、長期留学と短期留学の違いについて考えたいと思います。
まず、私自身、2回の短期留学を経験し、今ドイツに長期留学しています。
2回の短期留学はどちらも英語圏で、1回目は高校生の時に3週間、
2回目は大学2年の時に4週間です。
私の場合の短期留学は語学学校に行ったわけではなくて、
姉妹校や大学の提携先のプログラムに参加する形でした。

それでは、まず私が思う、それぞれの特徴から
【短期留学】
・基本ずっと語学の授業なので、クラスメートと仲良くなる
・語学力がなくても行ける
・場所や学校によっては日本人が多い
・学校のプログラムなども多く、選択肢が多い
・航空券や保険のことなど、学校やエージェントがやってくれることが多い
・1か月で約50万以上
・アクティビティがたくさん用意されている
・語学力の向上はそこまで期待できない
・現地の人と友達になることは少ない
・短いのである意味旅行気分
・慣れてきた頃に帰国のタイミングとなる
・何かとサポートが充実している
・帰国後も留学前と生活は大きく変わらない
 
【長期留学(ここでは交換留学)】
・大学の授業に参加できる
・勉強量がとても多い
・日本人ばかりとつるむことはそこまで多くない
・現地の学生の友達ができる
・周辺地域へ旅行に行きやすい
・交換留学だと現地の大学の授業料はいらない(ことが多い)
・サポートはそこまで充実していない
・奨学金は探せばたくさんある
・たくさんの国の友達を作りやすい
・交換留学だと試験にパスしなければならない
・語学力がある程度ないといけないし、行ってもついていけない
・長期スパンで語学力の向上が見込める
・その後の人生に大きく影響する
・現地の生活を体験できる
・自分に自信がつく
・帰国後の生活が大きく変わりやすい
 
ざっと挙げるとこんな感じです。

では、私自身、何が一番違うと感じるかというと、
辛い時の乗り越え方です。

私のこの日本人がいない環境が特殊なのかもしれませんが、
短期留学だとすぐ帰るし我慢できることもたくさんあります。
でも、長期留学だとすぐには帰れないし、
異国の地で自分のだけで生きていかなくてはなりません。
日本の大学のように色々とサポートしてくれたり、教えてくれたりすることも少なく、
常に自分から動かなければ、何も始まりません。
情報を得るには、自分で動き回るしかないのです。
できるだけ、集まりには顔を出したり、人とのつながりを大切にしたり、
生きていくうえで大切なことを、ここぞとばかりに学ぶことができます。
これは長期留学ならではの醍醐味ではないでしょうか。

とにかく海外に行ってみたい、
海外で生活してみたい!というあこがれがある方や、
一人は不安だなと思う方には、短期留学

海外で専門科目を勉強してみたい方や、
日本を飛び出して海外にどっぷりつかってみたい方には、
長期留学がおすすめかなと思います。

ぜひ参考にしてみてください。

留学に関して質問やご相談があれば、お答えします!
以下のメールアドレスに連絡してください。
bamberglife.germany@gmail.com